スライドの説明でよく使用される用語を50音順に並べて説明させて頂きます。
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フロント側(手前側)・リア側(奥側)にもドロワーメンバー(移動側)を移動させることができるタイプのスライドレールで、両トラベルとも言います。
<参考動画>スライドレール機能紹介・前後トラベル仕様
スライドレールの使われ方(スライドレールを使用する応用方法)で機器類のスライドレール取付部の名称及びその総称のことを言います。
スライドレールで左右共通で使用できるもののことで。たとえばラッチ等の操作が左右共通となっているものを言います。
複数段の引出しを持つ家具等で、一つの引出しを引き出した状態で、他の引出しが出てこないようになっている機構のことです。
地震の揺れで、キャビネット等の複数の引出しが同時に前に飛び出して、キャビネットが手前に転倒しないようになっている機構です。
<参考動画>スライドレール機能紹介・インターロック機構
スライドレールのアウターメンバーとインナーメンバーの隙間に指などを挟んでしまうのを防止するパーツです。
機器の取扱い時、指先などを危険から守る目的のパーツで主に樹脂製です。
モデルC305A・C307A・C203・C204タイプ等で、ドロワーメンバーを挿入する際に、ガイドとなるパーツのことを言います。
消音機構。パーツとしてフェルト・バンパー・ゴムクッション等があります。
3メンバーのスライドで全開する時には、中間メンバー→ ドロワーメンバー、全閉する時には、ドロワーメンバー→ 中間メンバーと順序よく開閉する機構です。
モデルにより全開時のみしか機能しないものもあります。
一般的にはシーケンシャル機構の付いたスライドレールは、付いていないものに比べ耐荷重や耐久性がアップします。
スライドを全開した時に、その位置でストップするだけでそこから引出し等を引き抜くことのできないタイプです。
また全開状態で保持(ロック)されないので引出し部を押すと抵抗なく収納されます。
<参考動画>スライドレール取付方法①・ストップタイプの取付方法
引出しを収納する時、最後まで押し込まなくても途中から自動的に引き込まれ全閉状態となる機構のことを言います。
<参考動画>スライドレール機能紹介・セルフクローズタイプの紹介
スライドを全開したとき、あるいは全閉したときに簡易的に保持する機構です。
全開時をディテントアウト、全閉時をディテントインと言います。
<参考動画>スライドレール機能紹介・ディテントインアウト
モデルC337・C2632・C7432で、引出しを容易に取付・取り外しが出来る様に引出し等ユニット側へ取付けるL型又はZ型の断面のスライドよりやや短尺のパーツです。
<参考動画>スライドレール機能紹介・ドロワーレール仕様
スチール家具等の上開き扉のことで、通常スライドレール先端部の水平・垂直方向の回転移動出来るヒンジ等で取り付けられています。
扉の収納時や開放時に水平・垂直方向の回転移動を与え収納可能としたものです。
スライドを全開・全閉、全開途中・全閉途中で、ロックする機構です。フロント部のロッドで操作し解除します。
<参考動画>スライドレール機能紹介・フリップロック機構
スライドレールを全開した時に、摩擦抵抗により最長トラベル位置でストップする機能のことを言います。その位置から、さらに強く引き抜くと引き抜けます。
モデルC437・C7432で、ゴム(樹脂)ローラーを中心にしてキャビネットメンバーとドロワーメンバーが同時に動き、引き出し動作途中のショックがないスムーズな動きを得られる機構のことを言います。
スライドを全開した時に、完全にロックされスプリング・レバー・ラッチ等を操作する事により解除され、引き抜けるタイプ。
<参考動画>スライドレール製品紹介・中荷重用モデル C3307
スライドを全開した時に、ブレーキストップ(フリクションストップ:摩擦抵抗)し、さらに強く引き抜くと引き抜けるタイプ。
スライドレールの本数の単位です。
左右の形状が右用・左用とある場合それらを一つの袋に梱包し1ペア(1組)と言います。
また、左右共通のスライドレールや右用・左用を別々に数える場合は、1本・2本・・・で表す場合が多いです。
ボールリテーナーとインナーメンバーがベルトを介して動くので、2:1の正確な動きを得られ、ボールリテーナーとインナーメンバーの動きのズレが発生しない機構です。
主にスライドレールを垂直使用したり、モータードライブで使用される場合にお勧めします。
<参考動画>スライドレール製品紹介・リニアレールシリーズ
3メンバースライドレールのモデル305やモデル3307で、全開時フロント部のロックに対して中間メンバーのリアー部のロックラッチのことを言います。
このリアロックラッチがあることで3メンバースライドレールが、全開時にその状態を確実に保持することが出来ます。
モデル115・RS115・2715・2415の様にインナーメンバーが常にボールリテナーのなかで移動するため、正確な往復(直線)運動を得ることが出来る機構のことです。
<参考動画>スライドレール製品紹介・リニアレールシリーズ
スライドとドロワーレールの固定及び取り外しを行うためのパーツです。
容易に引出しの取付・取り外しができます。モデル337・3005に使用されています。
<参考動画>スライドレール機能紹介・ドロワーレール仕様
消音機構のことです。
スライドレールは金属製ですので全開時や全閉時に金属と金属がぶつかり大きな金属音がする場合があります。
それを防ぐ為にスライドレールの金属部に消音の為のパーツを装着しているタイプです。
パーツにはフェルト・バンパー・ゴムクッション等があります。
取付ピッチEIA用
ラック等にスライドを取り付ける際の高さピッチの規格となる寸法です。EIA(米国電子工業界)の規格で、15.9-15.9-12.7(mm)の繰り返しのユニバーサルピッチに対応しています。
ラック等にスライドを取り付ける際の高さピッチの規格となる寸法です。JIS(日本工業規格)の規格で、25(mm)の繰り返しピッチに対応しています。
トラベル及び取付幅(300mm)の中央における静荷重値を表しています。
スライドレールの耐荷重や耐久性は取付状況や環境によって大きく変動しますので、カタログ等に記載されている定格荷重はあくまで目安としてとらえて下さい。