アキュライドスライドレールはプレスフォーミング(ダイフォーミング)製でその精度、特に真直度は他社のロールフォーミング製より数段優れています。
コピーマシンの原稿台案内用にまた内部の光学系移動用にと多くの採用実績が、優れた品質を物語っています。
今日ではアキュライド設立時より生産を続けている高品質のベイシックモデル以外にもプレスフォーミングの特長を生かした2700シリーズ・3270シリーズ・3300シリーズ等を生産、スライドレールのグローバルトップメーカーとして、お客様の様々なご要望にお応えしております。
スライドするという意味の合成語です。
スライドレールは、ドロワーメンバー(インナーメンバー)、中間メンバー、キャビネットメンバー(アウターメンバー)のメンバーと、ボールベアリングとそれを保持するボールリテナーで構成されています。インナーメンバーとアウターメンバーで構成されるスライドレールを「2メンバー」、ドロワーメンバー、中間メンバー、キャビネットメンバーで構成されるものを「3メンバー」と呼びます。
スライドレールの長さは、完全に閉じた時の長さです。トラベル(移動距離)は、最大にスライドレールを伸ばした時の全長から、上記のスライドレールの長さを差し引いた長さです。
また、スライドレールの長さの3/4を引き出せるものを「3/4トラベル」、スライドレールの長さ以上を引き出せるものを「フルトラベル」、前後両方向に引き出せるものを「フロントリアトラベル」と、呼びます。
当カタログの仕様図面に詳細に示された種々の定格荷重は、引き出し部の重心が、スライドレールのトラベルおよび左右の幅の中心に置かれた状態で決められています(右図参照)。
条件は、スライドレール取付幅300mm、引き出し回数月10回程度、静荷重にて設定し、スライドレールはしっかりとキャビネットとヒキダシ部の両方に固定され、垂直に設置されている状態です。
アキュライドスライドレールの定格荷重は100%の安全率をみています。例えば、キャビネットから引出された収納品にもたれかかったり、当たったりする場合のように、予期せぬ荷重から装置を保護するようにできています。
定格荷重は設置された状態が垂直でない場合、耐えることのできる荷重は大きく変化します。例えば、水平状態に取り付けられたスライドレールは、スペックに表記されている定格荷重の25%以下です。